【ライブレポート】2月11日ワンマンライブ@拾得

【経緯】

去年の9月、誕生日ワンマンの会場を決めようとしていた。
拾得しか頭になかった。
飛び入りライブの日、オーナーのテリーさんに、
誕生日ワンマンをやらせて欲しい旨の手紙を渡した。
その次の飛び入りの日、テリーさんは「空けておきます」と言ってれた。
手紙を渡してから返事をいただくまで、気が気じゃなかったが、
良い返事をもらえて、本当に嬉しかった。
その日から、ホームページのスケジュールを更新し、フライヤーを作り、
4ヶ月半かけて必死に集客に取り組んだ。


【当日】

快晴、お天気も応援してくれていた。
荷物が多かったので、タクシーで行った。
運転手さんが、とても良く喋る面白い人で、緊張がほぐれた。
拾得の入り口に俺たちの名前があるのを見て、
「凄いですね、Kosmos & Klact を乗せたって自慢します」と言っていた。



【リハ】

15時入り。
持参した1952年製 Gibson GA30 をセットアップ。
117ボルト仕様なので、昇圧トランスで、120ボルトにしてもらい、音出しする。
家で鳴らす時とは随分違う音色。
PAを通し、拾得全体に響き渡る音は、なんとも言えない良い音色だった。


「リハでは本番で演る曲をやらない」という主義なので、別の曲を演奏した。

リハでやった曲。

Hellhound On My Trail (Robert Johnson)
My Funny Valentine
I Wanna Be Your Man (Beatles, Rolling Stones)
Purple Haze (Jimi Hendrix)

4曲やって俺のリハは早々に切り上げた。

次にコスクラのリハ。

こちらのほうが時間がかかる。
マイクを置く位置、モニター、アンプ位置などを探りながら、やっていく。
1本マイクでやるのに慣れていないので、MC用のマイクを置く場所や、
MC時の二人の立ち位置や体勢などについて、テリーさんがいろいろアドバイスしてくれた。
まだ1マイクでのステージングが完成していないので、非常にありがたかった。
モニタースピーカーが4つあったので中の音は、ものすごく良かった。
一通り、本番で演る曲をやってリハを終えた。


【開場】

17時30分開場。
少しずつお客さんが入ってくる。
いよいよ始まるんやなと実感した。
夕食は、玄米定食を食べた。
続々やってくるお客さんに挨拶し、お話しながら開演を待った。

10分前に楽屋に着替えに行った。
不思議と、そんなに緊張していなかった。
一部をはじめる頃には、会場は満員になっていた。


【第一部 Kosmos & Klact】

この日のために相当な練習を積んだので、二人とも、とちること無く、良い演奏ができた。
ハッピーバースデーを皆さんで歌っていただき、嬉しかった。
プレゼントも、たくさん頂いた。

やった曲。

青い雨
ごきげんまんたん
碁盤の目
Summertime
もしものあんぱん
京都の夜
お料理 Be-Bop
ハッピーバースデー
人の勝手
St. Louis Blues(アンコール)


【第ニ部 Klact ソロ】

裾幅40センチ・ベルボと、先の尖った黒いスウェードシューズに着替え、ステージへ。
緊張しーの俺だが、なぜか落ち着き払っていた。
ロバート・ジョンソンのスローブルース、Love In Vain から始める。

すかさず、2曲目の「たなぼた」へ移行。
ブレイクで、ギターをボーカルマイク位置まで持ち上げ、ピックアップを叩き、
それをボーカルマイクで拾うという技を使った。
実は、人前でやるのは初めて。
リハでもやらなかった。
思い通りのパーカッシブな音が響き、お客さんも手拍子を始めた。
ここでアクシデントが起こった。
ジリジリと言う音とともにアンプから音が消えた。

断線。

血の気が引いたが、どうすることも出来ない。
仕方なく、そのまま生音とお客さんの手拍子だけのアカペラ状態で演奏を続けた。

曲が終わり、コスモスさんをステージに呼び、MCで繋いでもらった。
断線したエレキを諦め、コスモスさんのアコギでやるしかなかった。
チューニングを1音半下げに変えて、なんとか演奏を再開した。

3曲ぐらいはチューニングが安定せずに、やりにくかった。
Suede Shoes の後、長めのMCを挟んだあたりで、精神的も落ち着きを取り戻した。

その後は、いつも通りの演奏をぶちかませた。
アンコールをいただき、Mojo をやった。
満員の拾得、みんな歌ってくれて嬉しかったし、最高に気持ちよく演奏できた。

拾得は、演奏時間が21時までと決まっているので、本来ならここで終演なのだが、
拍手が鳴り止まなかった。
アンコールは、途中からコスモスコールに変わった。
客席にいたコスモスさんもステージに上がり、もう1曲やらせてもらうことになった。
でも、ギターが1本しか無い。
とっさの判断で、俺が伴奏してコスモスさんが歌うことにして、
「あの娘からの手紙」をやった。
数ヶ月やってない曲だったが、ちゃんと出来た。
あとで、二人で、このパターンも有りだなって話になった。
あんなアクシデントでもなければ、やらなかった事かも知れない。

やった曲。

むなしき愛 (Love In Vain)
たなぼた
What A Wonderful World
のたうち
My Little Suede Shoes
ベルボトマー
金のなる木
Round Midnight
破壊
Sweet Home 京都
Got My Mojo Workin' (アンコール)
あの娘からの手紙 with Kosmos (アンコール)












【終演】

終わったあと、楽しそうな顔をして帰っていくお客さんをみて、
ああ、大成功やったなと思った。
大勢の人に「良かったよ」と話しかけていただき、ほんとうに嬉しかった。



【反省点】

予備のギターを持って行かなかった事。
今年に入ってからギターを自分で修理し、もう大丈夫だと思っていたが、甘かった。

滑舌が悪いのは前からだが、60人も入ってる状況だと、余計に聞こえないみたいで、
動画をチェックしたら、自分でも何言ってるのか聞き取れない。
これは、本当に、どうにかしないといけない。
ギターや歌の練習よりも、滑舌の練習をしなあかんな。


【まとめ】

本当に夢の様な出来事だった。
終わっても二日ほどは、現実にあった事とは思えなかった。
でも、満員の拾得でやるという夢は現実になった。

お越しいただいた皆様、応援していただいた皆様、
拾得スタッフの皆様、ありがとうございました。
最高の誕生日になりました。

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