Slow boat to China

1948年に Frank Loesser という人が作った曲。

これは、Kay Kyser による、1948年10月に発売された初録音。男性歌手のバラード演奏から始まり、倍テンポの間奏を挟んで転調し、女性ボーカリストによる演奏で終わるというなんとも素晴らしいアレンジ。

この曲を最初に知ったのは Charlie Parker の Royal Roost での放送録音やな。1948年12月の演奏なので、上のレコードが出てわずか2ヶ月後の録音。当時の最新ヒット曲をカバーしていたということがわかる。ちなみにトランペットは Miles Davis だ。

で、この曲名は、Jack Kerouac の On The Road にも引用として2回も出てくる。Sal と Dean が時速110マイルでぶっ飛ばす1949年型ハドソンのラジオで、この、バードの Slow boat to Chinaがかかってるシチュエーションを想像するだけでワクワクする。やっぱりこの1940年代後半の Be Bop Eraってやつが一番好きやな。だから、そこに時代的にも音楽的にも合致する On The Road が好きなんやろうな。

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