【ライブレポート】Klact / さとうじゅん Live at 拾得 11/2/2021


【いきさつ】

コロナ感染者が随分減ってきた10月4日、4ヶ月ぶりに拾得の飛び入りに行った。

終演後、同じく飛び入りに来ていたさとう君と一緒にライブが出来たらいいねという話をした。

翌日改めてさとう君に連絡を取り、詳細を決めて拾得に連絡し、2年半ぶりのライブが決定した。

ライブが決まるってこんなに嬉しい事なんだなと改めて思った。


【準備】

正直、この2年半、あまりギターを弾いてなかったので、指のタコはほぼ無くなっていた。

指が痛くて1時間も弾けない状態だったので、まず指のタコ作りという事で毎日1時間の練習から始めた。

10月はできるだけ拾得の飛び入りに参加して、鈍ったステージ上での感覚を取り戻した。

ライブ当日までには、指のタコは完全に元に戻っていた。


【ライブ当日】

まずはわしのリハ、今回のPAは大海さんだった。

モニターありと無しの両方を試させてくれたが、無いほうがやりやすかった。

今までコスクラの場合だとモニターありが前提だったので、モニター無しという選択は考えた事が無かった。

次にさとう君と一緒に演る曲のリハ。

こちらもモニターありと無しを試させてもらったが、無いほうがやりやすかった。

その後さとう君のリハ、さとう君も同じくモニター無しにした。

リハのあとはオーナーのテリーさんと話したり、楽屋でさとう君と話したりした。


【開場】

いつものことだがワクワクする瞬間。

いろいろ考えて落ち着かないが、サッポロラガーと、玄米定食を食べながらお客さんを待つ。

初対面の方々、2年半ぶりに見る懐かしい方々、知り合いが続々と来てくれて、皆さんとお話しながら楽しく過ごした。


【第一部:さとうじゅん】

彼が弾き語りを始めた2019年から知ってるが、話すようになったのは割と最近の事だ。

最初に見た時から才能のあるやつだと思っていたが、本人には一度もその話はした事がない。

わしは自分のスタイルを持つ事こそがミュージシャンにとって最も重要な事だと思っている。

彼は自分のスタイルをしっかり持っているし、これからもそのスタイルを追求して行って欲しいと思う。

この日の演奏から、個人的に彼の曲で一番好きな曲、おとなりさん。


【楽屋】

さとう君の演奏が終わる前に楽屋へ。

毎回、衣装はいくつか持って行って最終的に楽屋で決めるが、それも楽しみの一つ。

今回のコンセプトは、"Beat-Bopping Hippie"

ベレー帽、サングラス、髭と言う、40年代 Be-Bop~50年代 Beat Generation のスタイルに、長髪、ベルボトムという60-70年代 Hippie スタイルを融合した感じ。

                   (撮影:KENさん)

いよいよ本番。

ステージへの階段を降りる時、ジミヘンがかかっていてテンションが上がる。

さすが大海さん、わしの好みをよう知ってくれてはるわ。


【第2部:Klact】

                  (撮影:be lost...)

今回は、全体的にJazz色を控えめにして、Blues~Rock色を濃くした。

と言っても、全ての曲にJazzのエッセンスは入れていて、サティスファクションですら、ジャズコードやジャズ理論でやっている。

そして、今回は意図的にギタープレイを少し控えめにして、以前よりも歌に重点を置いた。

いざステージに立つと、2年半のブランクは全く感じずに楽しく進めることができた。

なかなか思った通りに行かない部分もあったが、それも含めてライブだなと思った。

ほんまに、あっちゅーまの楽しいステージだった。


【セットリスト】

1. むなしき愛(Love In Vain by Robert Johnson) 訳詞:Klact

2. 碁盤の目(Klact)

3. What A Wonderful World(Louis Armstrong)訳詞:Klact

4. ベルボトマー(Klact)

5. 'Round Midnight (曲: Thelonious Monk)(詞: Babs Gonzales) 訳詞:Klact

6. Crossroad Blues (Robert Johnson)

7. Satisfaction (The Rolling Stones)

8. のたうち (Rolling And Tumbling by Muddy Waters) 歌詞&アレンジ:Klact

9. 人の勝手(Klact)

10. Sweet Home 京都 (Klact)


【さとう & Klact】

                    (撮影 Taqueshi Sawada)

そして、さとう君を呼んでセッションタイム。

共通のレパートリーである Key To The Highway をそれぞれの歌詞で演奏した。

さとう君はリハでは予定してなかったハーモニカも吹いた。

ステージの上は、1973年の開店当初のような雰囲気に包まれてた、はず。


【まとめ】

いやー、ライブってやっぱりいいな。

ライブが決まること、準備をすること、ステージで演奏することの楽しさはもちろんだが、お客さんが楽しそうに聞いてくれてるのを見て、また、お客さん同士が楽しそうに話してるのを見てとても嬉しかったし、やって良かったと思った。

ステージ上でも言ったが、ライブができると言う事は当たり前の事では無く、本当に尊い、素晴らしい事だと思った。

その場を提供し続けて頂いている拾得の皆様、来て下さったお客様、来れなくても応援してくれた方々、共演者のさとう君、そして、このライブ実現の為に色々協力してくれた妻と娘に感謝します。

本当にありがとうございました。

コロナがこのまま収まるのかはわからないが、もしそうじゃなかったとしても、またライブができる日はかならず来るはず。

またライブ会場でお会いしましょう!

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