ライブレポート 拾得ワンマン 6/22/2019
【準備】
まず今回は、去年までと違って、はたして一歳児抱えてワンマンできるのか?
と言うところから始まった。
そして当然のように、準備や練習に時間をとることが難しかった。
二人揃っての練習にいたっては、1週間前から一日一時間という感じだった。
でも、これまでのようにワンマンが近づくと焦ってピリピリするということも、
あまりなかった。
【当日】
前夜は、やはり寝れない。
そわそわするが、娘がいるのでそうもしてられないし、
いつも通り、時間はあっちゅーまに過ぎていく。
15時前、リハに向けて出発。
【リハ】
まずコスクラから。
PAを通しての練習は、この時が初めてなので、1時間みっちり全曲やる。
特にコスモス氏は8ヶ月ぶりなので、中の音の感覚を取り戻すのに苦労してた。
次にワシのリハ。
今回は、拾得テリー氏から譲ってもらった、ヤマハのダイナミックギターを使った。
飛び入りの時に弾かせてもらって、その豊かな音の響きが気に入った。
こういう機会でもなければ、まず手にとることはなかったギターだ。
ネックが恐ろしく太く、ものすごく弾きにくいジャジャ馬だが、
だいぶんヒーヒー言うように調教できてきた。
飛び入りで何度か試しているので、セッティングはすぐに終わって、
まあ、慣らし運転という感じで20分ほどのリハだった。
【開店】
17:30 玄米定食とギネスビールで食事を摂る。
やって来るお客さんたちと話しながら本番を待つ。
この時間もまた楽しい。
1年に一回しか会えない人も多い。
18時半ごろに楽屋へ。
着替える。
コスモス氏はガチガチに緊張してたが、
ワシはなぜかそんなに緊張はしてなかった。
酔っ払ってたし?
【1部 Kosmos & Klact】
1曲目、Dark Shadows
Charlie Parker の Dial 録音からのナンバー。
Earl Colemanが歌って、Erroll Garner がピアノ弾いてた曲。
コスモス氏のお気に入りの曲で、彼女のリクエストでレパ入りさせた。
2曲目、あの娘からの手紙
Fats Waller のカバーで、ワシが日本語歌詞をつけた。
コード進行はワシが作り直している。
3曲目、もしものあんぱん
おなじみの曲。
ガーシュインの I got rhythm の改作。
4曲目、碁盤の目
この曲で、コスクラでは珍しくレギュラーチューニングのギターを使った。
まあ、予備で持っていった Dan Electro に出番を与えたってのもあるけど、
キー的に、Amなので、レギュラーの方が都合が良いというのもある。
5曲目、京都 On My Mind
言うまでもなく、Georgia on my mind の日本語バージョン。
6曲目、Summertime
一人で弾き語りするときとは違うアレンジのコード進行。
7曲目、お料理 Be-Bop
2年ぶりに復活のオリジナル曲。
そして今回、練習に一番時間をかけた曲。
これをやることに関して、コスモス氏と意見があわず、喧嘩にもなった。
見せ場としてコール・アンド・レスポンスを入れようと言うコスモス氏 vs
いや、もっとサラッとやったほうが良いと言うワシ、という感じ。
お客さん無しでの練習は難しく、やればやるほど自信をなくすワシ vs
自信をもてと言うコスモス氏。
リハでもコール・アンド・レスポンスの部分はやらなかった。
そして蓋を開ければ、予想以上のレスポンス。
気がつけばメッチャ楽しんでやってる自分がいた。
完全にコスモス氏が正しかった。
1部のハイライトとして大いに盛り上がった。
もう、次回のアイデアが色々湧いてきて、次にやるのが楽しみ。
そして、最後の曲、Sweet Home 京都
そろそろお馴染み?の二人羽織ギター連弾。
今回からスウィッチ(リズム、リード交代)を導入。
いい感じに盛り上がって終演。
【2部 Klact】
1部の盛り上がりで、まだ興奮が残っている中、いよいよワシのソロ弾き語り。
緊張はしなかった。
もう1本ビール開けて、演奏直前に最前列のベルボトマーズと乾杯するほど余裕があった。
1曲目、むなしき愛
ロバート・ジョンソンの曲。
ほぼ忠実な演奏だが、ソロや細かい部分は自分でアレンジしてる。
2曲目、たなぼた
この曲やるのは3年ぶりだと思う。
かなりテンポを上げてやった。
3曲目、ベルボトマー
他のギターだと4和音でやるが、このギターでは3和音中心でやった。
ワシは、ギターによって和声を変えることをよくやる。
4曲目、マイ・ガール
もともと、オリジナルの「青い雨」をやるつもりだったが、
本番2日前に急遽入れ替えた曲。
ワンマンでまだやってない曲をという意味での変更。
オリジナル日本語化。
5曲目、ラウンド・ミッドナイト
このギターの不思議なところで、こういう、わりとハイフレットで弾く
アルペジオがとても良く鳴る。
それを活かした演奏。
6曲目、スウェード・シューズ
Charlie Parker の曲。
今回は3年ぶりに「先の尖った黒いスウェードシューズ」を履いての演奏。
7曲目、Dead Flowers
Rolling Stones の曲。
カントリーからの影響がほとんどないワシには珍しい選曲かもしれんが、
純粋に大好きな曲。
アレンジ的には三和音そのままでやってるが、6弦を全音下げる、ドロップDにしてる。
このドロップDでやることに決めたのは2日前のこと。
曲終わりに、そのドロップDを活かしたインプロビゼーションを少しやってる。
非常に盛り上がって、前半のハイライトになった。
8曲目、素晴らしい世界
ここでワシにしてはものすごく長めのMCをした。
7分ぐらい喋ってる。
子供の話をしたんやけど、このMCからこの曲への流れが良かったって言ってくれた人が何人かいて嬉しかった。
9曲目、のたうち
オープンGにしてのボトルネックギター。
ギターによって奏法を変えるってのは普通にするんやけど、
このギターでこの曲を思い通りの音でやるってのが難しかった曲。
鳴り過ぎるからなのか、低音弦ハイフレットでの音色が暴れる。
右手の奏法を調節することによってなんとか対応できるようになってきた。
後半の即興部分はあまりスライドをせずにやってる。
後半のハイライトとして盛り上がった。
ラストの曲、人の勝手
これも、このギター用にキーを変えた曲。
もともとAでやる曲だが、Gに下げて開放弦を多用するパターンに変えている。
後半、開場を練り歩いたが、改めてこのギター良く鳴るなと思った。
1部のコール・アンド・レスポンス効果か、最後の方はみんな一緒に歌ってくれてた。
【アンコール】
再びコスモス氏を迎えて、もう1曲。
All Of Me
ワシがギターで、コスモス氏が歌というパターン。
とても盛り上がり無事に終演。
【最後に】
いや、ほんまにやってよかったわ。
今回、最悪のシナリオでは、ワシ一人で2時間やることになったかもしれないわけで、
そういう意味では、計画通り無事終了しただけでも御の字なんやけど。
ワシ的に、前回までと今回の一番の違いは、
お客さんへ心を開く余裕ができたってことやと思う。
いままでは、やるだけで精一杯やった。
時間がなかったにもかかわらず余裕ができたって矛盾してるみたいやけど、
ま、子供ができて、ワシが人間的にだいぶん変わったんやろうね。
でも、まだまだ改善点はあるで。
次はもっと行けるはずや。
また来年、楽しみにしててや!
ありがとう!
【セットリスト】
【一部 Kosmos & Klact】
Dark Shadows
あの娘からの手紙
もしものあんぱん
碁盤の目
京都 On My Mind
Summertime
お料理 Be-Bop
Sweet Home 京都
【休憩BGM Babs Gonzales】
【二部 Klact】
むなしき愛
たなぼた
ベルボトマー
マイ・ガール
ラウンド・ミッドナイト
スウェード・シューズ
Dead Flowers
素晴らしい世界
のたうち
人の勝手
【アンコール】
All Of Me - Kosmos & Klact
まず今回は、去年までと違って、はたして一歳児抱えてワンマンできるのか?
と言うところから始まった。
そして当然のように、準備や練習に時間をとることが難しかった。
二人揃っての練習にいたっては、1週間前から一日一時間という感じだった。
でも、これまでのようにワンマンが近づくと焦ってピリピリするということも、
あまりなかった。
【当日】
前夜は、やはり寝れない。
そわそわするが、娘がいるのでそうもしてられないし、
いつも通り、時間はあっちゅーまに過ぎていく。
15時前、リハに向けて出発。
【リハ】
まずコスクラから。
PAを通しての練習は、この時が初めてなので、1時間みっちり全曲やる。
特にコスモス氏は8ヶ月ぶりなので、中の音の感覚を取り戻すのに苦労してた。
次にワシのリハ。
今回は、拾得テリー氏から譲ってもらった、ヤマハのダイナミックギターを使った。
飛び入りの時に弾かせてもらって、その豊かな音の響きが気に入った。
こういう機会でもなければ、まず手にとることはなかったギターだ。
ネックが恐ろしく太く、ものすごく弾きにくいジャジャ馬だが、
だいぶんヒーヒー言うように調教できてきた。
飛び入りで何度か試しているので、セッティングはすぐに終わって、
まあ、慣らし運転という感じで20分ほどのリハだった。
【開店】
17:30 玄米定食とギネスビールで食事を摂る。
やって来るお客さんたちと話しながら本番を待つ。
この時間もまた楽しい。
1年に一回しか会えない人も多い。
18時半ごろに楽屋へ。
着替える。
コスモス氏はガチガチに緊張してたが、
ワシはなぜかそんなに緊張はしてなかった。
酔っ払ってたし?
【1部 Kosmos & Klact】
1曲目、Dark Shadows
Charlie Parker の Dial 録音からのナンバー。
Earl Colemanが歌って、Erroll Garner がピアノ弾いてた曲。
コスモス氏のお気に入りの曲で、彼女のリクエストでレパ入りさせた。
2曲目、あの娘からの手紙
Fats Waller のカバーで、ワシが日本語歌詞をつけた。
コード進行はワシが作り直している。
3曲目、もしものあんぱん
おなじみの曲。
ガーシュインの I got rhythm の改作。
4曲目、碁盤の目
この曲で、コスクラでは珍しくレギュラーチューニングのギターを使った。
まあ、予備で持っていった Dan Electro に出番を与えたってのもあるけど、
キー的に、Amなので、レギュラーの方が都合が良いというのもある。
5曲目、京都 On My Mind
言うまでもなく、Georgia on my mind の日本語バージョン。
6曲目、Summertime
一人で弾き語りするときとは違うアレンジのコード進行。
7曲目、お料理 Be-Bop
2年ぶりに復活のオリジナル曲。
そして今回、練習に一番時間をかけた曲。
これをやることに関して、コスモス氏と意見があわず、喧嘩にもなった。
見せ場としてコール・アンド・レスポンスを入れようと言うコスモス氏 vs
いや、もっとサラッとやったほうが良いと言うワシ、という感じ。
お客さん無しでの練習は難しく、やればやるほど自信をなくすワシ vs
自信をもてと言うコスモス氏。
リハでもコール・アンド・レスポンスの部分はやらなかった。
そして蓋を開ければ、予想以上のレスポンス。
気がつけばメッチャ楽しんでやってる自分がいた。
完全にコスモス氏が正しかった。
1部のハイライトとして大いに盛り上がった。
もう、次回のアイデアが色々湧いてきて、次にやるのが楽しみ。
そして、最後の曲、Sweet Home 京都
そろそろお馴染み?の二人羽織ギター連弾。
今回からスウィッチ(リズム、リード交代)を導入。
いい感じに盛り上がって終演。
【2部 Klact】
1部の盛り上がりで、まだ興奮が残っている中、いよいよワシのソロ弾き語り。
緊張はしなかった。
もう1本ビール開けて、演奏直前に最前列のベルボトマーズと乾杯するほど余裕があった。
1曲目、むなしき愛
ロバート・ジョンソンの曲。
ほぼ忠実な演奏だが、ソロや細かい部分は自分でアレンジしてる。
2曲目、たなぼた
この曲やるのは3年ぶりだと思う。
かなりテンポを上げてやった。
3曲目、ベルボトマー
他のギターだと4和音でやるが、このギターでは3和音中心でやった。
ワシは、ギターによって和声を変えることをよくやる。
4曲目、マイ・ガール
もともと、オリジナルの「青い雨」をやるつもりだったが、
本番2日前に急遽入れ替えた曲。
ワンマンでまだやってない曲をという意味での変更。
オリジナル日本語化。
5曲目、ラウンド・ミッドナイト
このギターの不思議なところで、こういう、わりとハイフレットで弾く
アルペジオがとても良く鳴る。
それを活かした演奏。
6曲目、スウェード・シューズ
Charlie Parker の曲。
今回は3年ぶりに「先の尖った黒いスウェードシューズ」を履いての演奏。
7曲目、Dead Flowers
Rolling Stones の曲。
カントリーからの影響がほとんどないワシには珍しい選曲かもしれんが、
純粋に大好きな曲。
アレンジ的には三和音そのままでやってるが、6弦を全音下げる、ドロップDにしてる。
このドロップDでやることに決めたのは2日前のこと。
曲終わりに、そのドロップDを活かしたインプロビゼーションを少しやってる。
非常に盛り上がって、前半のハイライトになった。
8曲目、素晴らしい世界
ここでワシにしてはものすごく長めのMCをした。
7分ぐらい喋ってる。
子供の話をしたんやけど、このMCからこの曲への流れが良かったって言ってくれた人が何人かいて嬉しかった。
9曲目、のたうち
オープンGにしてのボトルネックギター。
ギターによって奏法を変えるってのは普通にするんやけど、
このギターでこの曲を思い通りの音でやるってのが難しかった曲。
鳴り過ぎるからなのか、低音弦ハイフレットでの音色が暴れる。
右手の奏法を調節することによってなんとか対応できるようになってきた。
後半の即興部分はあまりスライドをせずにやってる。
後半のハイライトとして盛り上がった。
ラストの曲、人の勝手
これも、このギター用にキーを変えた曲。
もともとAでやる曲だが、Gに下げて開放弦を多用するパターンに変えている。
後半、開場を練り歩いたが、改めてこのギター良く鳴るなと思った。
1部のコール・アンド・レスポンス効果か、最後の方はみんな一緒に歌ってくれてた。
【アンコール】
再びコスモス氏を迎えて、もう1曲。
All Of Me
ワシがギターで、コスモス氏が歌というパターン。
とても盛り上がり無事に終演。
【最後に】
いや、ほんまにやってよかったわ。
今回、最悪のシナリオでは、ワシ一人で2時間やることになったかもしれないわけで、
そういう意味では、計画通り無事終了しただけでも御の字なんやけど。
ワシ的に、前回までと今回の一番の違いは、
お客さんへ心を開く余裕ができたってことやと思う。
いままでは、やるだけで精一杯やった。
時間がなかったにもかかわらず余裕ができたって矛盾してるみたいやけど、
ま、子供ができて、ワシが人間的にだいぶん変わったんやろうね。
でも、まだまだ改善点はあるで。
次はもっと行けるはずや。
また来年、楽しみにしててや!
ありがとう!
【セットリスト】
【一部 Kosmos & Klact】
Dark Shadows
あの娘からの手紙
もしものあんぱん
碁盤の目
京都 On My Mind
Summertime
お料理 Be-Bop
Sweet Home 京都
【休憩BGM Babs Gonzales】
【二部 Klact】
むなしき愛
たなぼた
ベルボトマー
マイ・ガール
ラウンド・ミッドナイト
スウェード・シューズ
Dead Flowers
素晴らしい世界
のたうち
人の勝手
【アンコール】
All Of Me - Kosmos & Klact
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